詩人:あかつき
何があったか知らないがその腕の傷なんなんだ
知らないふりしたいけどあからさまに目立ちすぎよ
自分で全部かかえてるフリが巧くなってきたね
心の中じゃいつだって他人のせいにしてるくせに
誰にも解らないよなんて自棄になって鬱がないで
みんな別々の固体なんだからしょうがないじゃん
あなたの人生の陰なんて1oも知らないよ
だけどもあなただって僕の陰は知らないでしょ?
──死ねるのならその人生派手に消費しませんか?
死にたいくらい暗い青春
逃げたいくらい暗い過去
引きずって引きつった笑顔
最期に笑っていれば笑者
一度くらい大輪の花火
二度とない儚きいのち
打ち上げて抱き合った笑顔
笑って死ねるのなら笑者
何を先ず捨てるの?