詩人:どるとる
真っ赤な空を眺めながら 缶コーヒーをグッと飲み干した
少し 眠たいけど もうひとがんばりだ
辛い事を乗り越えればきっときっと
楽しい事が待ってるんだ 馬鹿みたいに信じていよう
なんとなく
何気なく
わけもなくさみしくなる 夕暮れ
おまえってやつはいつも泣かせるね
ほら今日も何かが幸せだったんだよ
僕らは欲張りだから気づかなかっただけさ
ただいつものように過ぎてゆく出来事のひとつひとつが全部当たり前な事だと思ってしまったことで見逃してる幸せに人は退屈というレッテルを張って 馬鹿にしてるだけなんだ
つくり途中の建物の横を通り過ぎて
愚かな過ちを今度は何を言い訳にしようかと考えている
脆い クッキーのような日々を生きてる
僕が笑ってられるのは一体全体誰のおかげ?
気づけば全部忘れてる
大切な事もどうでもいい事も
馬鹿な僕はそれでいいんだ
馬鹿な僕はそれでいいんだ
馬鹿が馬鹿みたいに繰り返す 口癖はきれいな夕暮れの前じゃゴミ屑さ
それじゃバイバイ
それじゃバイバイ
それじゃバイバイ
なんにしても日は暮れるから
それじゃバイバイ
それじゃバイバイ
それじゃバイバイ
お世話になった人に手を振って別れを告げたら 言いましょう
それじゃバイバイ
それじゃバイバイ
それじゃバイバイ
言葉を引き出しの中にしまったら
あとは眠るだけさ
おやすみ 僕の住む街よ。