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詩人:甘味亭 真朱麻呂
時には
味方だった人でも
ある日卒然敵に回る時もあるくらいの世の中だからたやすく人を信じきれない世情さ
雨は僕の心を感じ取ったように降るよ
降り続くよ
さみしさに蓋をして
我慢してきたのさ
雨は降る 冷たく
風に身体を冷やして
明日へと向かう
列車に乗る 走る
終わりの見えない
悲しみを抱いて
終わりがない
涙を絶えず流すよ
今
旅立つよ
旅立つから
味方になってね
味方になってよ
最後の最後の瞬間くらいは、さ。