ホーム > 詩人の部屋 > 甘味亭 真朱麻呂の部屋 > 永遠の記憶 > 投票

甘味亭 真朱麻呂の部屋  〜 「永遠の記憶」への投 票 〜

  • 甘味亭 真朱麻呂さんの「永遠の記憶」に投票します。
  • 不正防止のため投票は「詩人の部屋」の登録者のみに制限させて頂いています。
  • ユーザーIDとパスワードを入力して「投票する」をクリックしてください。

[127159] 永遠の記憶

詩人:甘味亭 真朱麻呂

夢叶わずにこのまま終わったとしても
それはそれで素晴らしい人生だったと思う
夢叶わないまま大人になったけれど
それはそれで違う夢に歩き出すための
理由になるからある意味ではよかったと思えます

人生の価値なんてけっきょくのところは
人により様々な形をしていて決まった形なんてないんだ
僕の残像がいくつもふりかえれば続いている
涙したり笑ったり
いろんな顔でその時を生きていた
それももう戻らないけど
戻らないけどでも思い描いていたまんまの幸せはないけど
違う形の幸せが今はここにあり僕を生かす

いちばん最初に描いた夢だけがすべてだとは限らない
長い道のりだからそれだけ夢も考えもその中で変わるだろう

あの日の僕もそれを心のどっかでは知ってた
きっと知ってたけど見向きも出来ないほどに
慌ただしさに移ろいゆく季節を駆けてたから
気づかずにいたんだろうと思うんだ

それはそれで
幸せな今も愛してる自分がまるで星みたいに輝く あの頃ではとても今にならないと想像もおよばなかった景色が僕をさりげなく満たしてく
満たしていた

当たり前のように思う自分を考えてみて気づいたことさ
そして日々は何処までも終わりへと向かってこのまま
流れてゆく
淡くせつないあの頃から変わらない
たったひとつのメロディ抱いて今も誰かがどこかで奏でている幸せのメロディ
思い描いてただけで終わる夢もまた叶わずに幻となっても
無意味じゃない
そのわけを僕は未来を夢みる誰よりも知っているんだ
ほらあの夢があったから希望は消えなかった
違う夢も見つけられた
だから前を向いて空を見上げていられるんだ

晴れ渡った青い空を 澄み渡った僕の世界で冴え渡った懐かしさに

何処までも抱かれながら未来の僕に今 届くその瞬間は忘れられない今の僕にとって永遠の記憶となる。

2008/05/31 (Sat)
ユーザーID パスワード
一言コメント  


- 詩人の部屋 -