詩人:ユズル
一瞬だけ 夜の光に照らされてきらりとした 体の輪郭鬱蒼とした重たい空気を纏ったまま まだ打ち破れずにいたなくしたまま 見つからないものきっともう 消えたものと同じ芽を出したことさえ そう無かったのだろう瞳を逸らして 朝に迎えられた優しい手に 委ねるように忘れようとした 森の風景見上げる 月いつもあの月は空から 私を 見つめているあの月は絶望だろうか救いだろうか