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詩人:甘味亭 真朱麻呂
それは人が生まれやがて長いときの先で死にゆくまでの時間とそれまでの幾多もの輝きをはなつ瞬間
それが 人にとって
きっと かけがえのない瞬間
それが 僕にとっても ずっと 忘れちゃいけない瞬間だ
まだ終わりにはほど遠いけれど
まだ終わりには着くことはないけど
おそらくは
おそらくは
まだまだ生きれると思うから
まだまだ笑えると思うから
まだまだ泣ける気がしてるから
泣き笑いの日々は明日から遠い未来へと続くと思うから
未来のどこかで永遠の眠りにつくのは絶対確実だけれど
今は今を見つめるから
そんな暗い事考える必要はない
たとえ確実であっても
たとえ真実だとしても
そんな先の事は夢だと片付ける
思うたび悲しくなるから
僕に終わりがあると
思うたび悲しくなるから
ページの最後なんて信じられないから
こんな楽しい時間はすてきな温もりとともに無限にあると
信じていたいから
そうただひたむきにただ純粋にそして無邪気で幼稚な心で
見透かす未来を
時がちらつかせても
怯まないから
愛よ 強く
僕を 今 いつでも
この先も
ずっと照らして
目映いくらい
目映いくらい
目がくらむくらい
その日が来るまで
終わりを忘れられたわけじゃないから
照らして 照らして
目に映る世界を焼き付けるくらいに
時にやられるくらいならば
君にやられたいけど
時のスナイパーはじりじり狙ってる
日ごと撃ち抜かれる
その痛みのない攻撃にたえきれるまで僕は生きて 生きて 生きてゆく
このうつつの世界にまぼろしが映すリアルなスクリーンの映像がいつかぷつり途切れるまで
熱を持った僕の世界が壊れるまで
僕自信がそれにたえきれなくなり自ら消え去るかするまで無限にも続く日々を這い進む。