詩人:甘味亭 真朱麻呂
流れゆく季節の流れに乗り宛もなく 宛も決めず旅をつづける
その意味は自分だけが知ってるようだ
この世界には真実はないから正しさを決めるのはいつだってここにいる自分だ
でもそれは自分も知らない事だから
まるで他人ごと
まるでわからない
それならば
それならば
自分も知らない未発見の自分に 今から
まだ見ない
まだ見ない
新しい自分にこれから会いにゆこうか
そのために繰り返す旅だと決めても悪くはないよね
人生すべてそのために使っても無意味じゃないよね
新しいこれからの自分や新しい違った幾人もの自分を
もっとその自分の事を好きになって理解できるならば
惜しくはない
そんなために使い果たす時間でも
惜しくはないさ
どんな自分も自分だから
下手に隠さない
変に装わないで
自分は自分だと名乗ろう
不器用に手書きで書いたそれでも精いっぱい書いたつもりの名刺を世界に配り終えるまで
旅をつづけよう
僕は僕だとわからせるために
理解してもらうために旅をする
そのために自分を磨いて
どんな昨日より今日は新しくどんな誰より自分らしい自分に近づくために
輝く自分になれることを いつか望みを大きく育てながら歩いてゆきたい
歩いてゆこう
まだまだ続くこの長く果てしない旅路(みち)を
冷たい風が吹き行く手を阻む困難が待ち構える未来にもおそれず進めばそこにはいつか見えかけてた 太陽が僕をあたたかく照らすだろう
出迎えるように
ゴールできたことを祝福するように
果てしない明日で待っているだろう 僕の帰りを
そして僕がそこに来る事を待っているんだろう
きっときっと自分も知らない最後の自分もそこにいる
自分探しの果てに行き着くゴールで手を振り僕を待つのは探してた憧れの自分 その自分を見習えばやっと僕は憧れの自分になれる筈だ。