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詩人:甘味亭 真朱麻呂
遠ざかる景色が今もまた新しい夢を僕に見せている
幻のようなその景色に見とれているうちに見失った
数ある想い出という希望
言葉を並べても いくつ並べても
満たされないよ
逆に空しくなる
そのあまりの想像の多さに 自分の欲望の広がりの速さに
命をたぎらせて
すべてを許すなら
今もまた輝くのさ
今もまだ間に合うはず
走り出せる勇気と前に進むその気があるなら
僕にあるなら
扉はひらくだろう
ただ小さな小さな
何でもないつよさの鍵でひらくだろう
明日へもいつの未来へもつづく扉は
ひらいてゆくだろう
その先へ 何処までも向かって開いた
僕をいざなうだろう
ドアノブをつかんだときから
始まっていた旅は
今も僕をまた新しい大地へと
誘うために扉を開く
それは変わらない
明日という一歩先の未来へつうじる扉
階段を駆けあがる
目映い光に包まれ瞼をあけたときには
きっと見るだろう
すばらしい未来を
誰にとっても
きっとすばらしい
光り輝く世界を
だから だから
おそれるだけじゃ
たどり着けない
勇気を持つから
たどり着ける場所
未来の世界へとつづく扉を開くんだ
未来の世界への一歩を踏み出すんだ
今から ここで 今すぐ
ゆっくりでも良いからあけてみよう
おそれること恥じずに進めばいいんだ
その手を前に その足を前に
踏み出すだけ 恐くないから
さあ 誰でもおなじだ
そのこわさも痛みも
だから まぶしい光が見えても途中で消えて闇に包まれるんじゃないかっていう不安がじゃまをするけど気にしなければ鼻で笑える
さあ今まずは目の前の明日の扉を開けよう
すなわち未来の扉を1つ1つ開けてから御託並べよう
ブツブツいったりも涙を見せるのはそれからでも十分遅くはない。