詩人:泉 浩祐
貴方に何度となく
涙を見せた事がある。
けれど、
貴方の涙を見た事は、
指折り数えることも出来ない。
何故なら、
一度も見た事が無いのだから。
強く生きる人が決して『涙を流さない』なんて
おかしいじゃない?
私の前でくらい、
泣いて見せてよ。
貴方がいつも私にしてくれるように、
私も貴方を抱きしめるから。
強がりばっかり言ってないで、
たまには弱くても良んじゃない?
涙は弱さじゃないけど…。
涙は今まで生きてきた『証』なんだから。
私の前でくらい、
泣いても良いんだよ?
ずっと貴方を抱きしめるから。
2004/06/01 (Tue)