詩人:空白
荒れ狂って
息ができない
空蝉と
絵空事が同居する
おままごとな日常
簡単だ逃げるなら
恐怖だそのままなら
苦しい空気が薄い
結局箱の中で
木霊する苦しみが
騒がしく触れて
沁みが
既に体中
世間知らずで
その光しか知らぬ
太陽に遠い向日葵
近づいて
遂に堕ちたい
手を伸ばせば
途中まで
なかなかどうして
煮詰まっていく
抜けていく
螺子だ
ノイズの中で
早く軽くなれば
広がったそこに
増やすもの
隔てるものを
放棄して
ますます
魅せられていく
無数のノイズ
目眩の正体
もうすぐ僕は
やっと僕は
ゆっくり歩ける
ようやくさ
楽々行けるだろ
リアルはなかった
類似は嫌悪
冷静だよもの凄く
論理なんて
解らないだろ