詩人:A
都市の朝には深い霧。白いバルーンから生えた紫の足には派手めの青い靴。あなたが空に捨てたものがあまりにも似ていたからあたたかい何十万の人の呼気が、空の温度に冷えて集まって霧になったのかなって欠伸に紛れた私の声霧を吐きながらあなたは笑った。