詩人:瀦翌ゥらのお便リ
都合がいい女‥
それを知りながら
あなたと付き合い始めた
ずっと元カノの面影を
あたしに反射させて
彼はあたしを見ていた
彼にとってあたしは
彼女の代わりだった
知りながら付き合ったけど
あたしが好きなら大丈夫
って思うようにしてた
けど彼と一つになるたび
心のどこかに穴が
ぽっかりあいてゆく
一つになるたびに
広がってゆく‥
あたしの名前を呼ばない
彼は心の中で
彼女の名前を呼んでる
あたしの目を見ない
彼が目を閉じて
彼女を想ってる
嘘でもいいから
あたしの目を見て
あたしの名前を呼んで
そして
愛してると言って‥
それだけであたしは
生きていけるから‥