詩人:凜一
君が
これまでどう生きて
今の君になったのか
僕なりに
理解したつもりでいるけれど
きっとまだ全然
君に近付けてはいないんだろう
君に恋して
君に触れて
君の笑顔
君の泣き顔
君の書く字
君の歩き方
「好きだよ」と言った時の
照れ臭そうでまっすぐな
君の声
すべて忘れないように記憶して
分析して
それでもきっと
これからもずっと
君に近付けることはないだろう
きっとそういうものなんだ
本気の恋は
叶っても
全然、叶った気がしない
いくら手に入れても足りない
君のことだけは
2007/04/15 (Sun)