詩人:望月 ゆき
ねぇ、明日は海曜日だけどどこに連れてってくれるの。早起きじゃなきゃ、いやよ海曜日はわたし、忙しいの。ゴミを出して水着に着替えてお皿を洗ってタオルを詰めて洗濯機回して帽子をかぶって掃除機かけてビーチサンダルを履くあなたはその間もニュースペーパーをめくり食パンの耳を残すどこに連れてってくれるの。ビーチサンダルが急かすから待ち合わせはいつも玄関のドアの向こう