詩人:どるとる
悲しくもなく
嬉しくもない
空っぽの夜に
問いただされた
神様から僕への質問
さて問題です
あなたはなぜ生きているのですか?
死ぬまでに考えておいてください
僕はなぜ生きているのかわからなくなったよ
その場その場で生きている意味を変えてる
ある時はおやつを食べるため
ある時はいつか叶うともわからない夢を叶えるためだったり
ある時は音信不通の友人を探すためだったり
ある時は観たいテレビ番組のためだったり
ある時は仕事に打ち込むためだったり
その場その場で生きる意味は違っていたね
でも一番の生きる意味はきっと生きていたいからだ
それじゃ答えにはなってないというなら
僕から神様へ問題です
僕はどうして生まれたんでしょうか?
ねえ答えてよ…神様
僕が生まれて もう
数十年が経って
いろんなことが
わかりました
大人にもなって
ちゃんと仕事にも就いていますが
趣味もありますが
変わらないものがひとつあります
それはあの頃から僕は僕だってことだ
性格はあまり変わってないし
頭も良くなってない
でも好きな人ができました
守るべきものがあります
ひとりじゃ生きれないってことわかりました
答えは結局ただ一つ
生まれて良かったよ
それだけ
死ぬまで
歩き続ける
僕らは
誰の意思でもなく
自分の意思で生きたいと思う
ちょっとかっこよくて かっこよすぎる旅人なんです
歩いて行こうぜ
うぉーくまん
生きる意味はまちまち
神様からの問題など
破り捨てて
ゴミ箱へポイさ
あんたなど関係ない
僕は生きたいから生きてるだけだ
さあ 生きて行こうぜ
うぉーくまん
歩くたびに
少しずつ
天国までの距離が
近くなるけど
そんな悲しみさえ
受け入れて
微笑んだその時
ただの夜明けすら
輝いて見えるよ
歩いて行こうぜ
生きて行こうぜ
うぉーくまん
僕なら大丈夫さ。