詩人:Ray
好きだけどそれだけじゃどうにもならなかった。不器用で成るようにしか成れなかった、僕ら。嫌いになったわけでもなく何か 事件が起きたわけでもない。ただ、どうしようもない空気とすれ違い続ける時間に、勝つ事が出来なかった。『ありがとう』と手を振って『幸せになろうね』と励まし合って僕らは 離れた。きらきら輝くようなそんな 綺麗な終幕だった。