詩人:どるとる
今夜は期待を裏切らないいつもと同じ夜だな
この退屈さも憂うつな感じも昨日と瓜二つ
誰にもぬぐいきれない涙があるよ
べつに何がきっかけでとかそんなんじゃないけど
どんな些細な幸せにも涙があふれる夜
涙腺はもうゆるみっぱなしだから
歯止めが利かないくらい涙があふれる夜
夜の片隅で 不器用に光り輝く星を見つけたら
それはきっと僕の涙だよ
名もないその星に名前をつけて
今は君だけが頼りだ
どんな小さな光も
足りないくらい
僕は淋しいから
どうか どうか
慰めの唄を
口ずさんでよ。
2011/03/20 (Sun)