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詩人:甘味亭 真朱麻呂
あっちもこっちも探していた答を知る事はなくても
ずっとこのままでも 僕たちは憎しみなんか抱かないさ
ただ目の前に広がる現実だけ抱きしめて
君がいる今があってほんとよかったなと
こんな現実的な世界の中で唯一僕に夢をみせてくれる人
君がいるから僕はいつでも頑張れるんだ
君もなにも知らないまま生まれてきた人だから
僕らは生まれたいと願い生まれてきたわけじゃない
けれどなぜか幸せを手にした今ではそれも運命かななんて笑っている
僕は生きている
さり気ない気持ちを巡りくる明日へとはこんでゆく
消さないようにさあ
この答を出しても疑問はまたふえるから
そうつぶやきながら
もうあとのこと
イヤになって投げ出した
ペンを走らせ描き出した明日はもう幻なのかなあ
見上げた空はどこまでも永遠に時を超えても青いのにな
僕の心はとても不安でいっぱいでそんな美しい景色を覚えておく隙間も余裕もないから
涙で濡れて逆の意味で満たされすぎた
心は空より蒼く
僕は誰より愚かで
生きてるっていってもただ生きてるだけでは悲しすぎる
半透明の空 そこから透けて見えるその裏側
涙はやがて流れ着く場所へ流れてゆくだろう
僕があきらめた
夢の場所へと
僕は行けないけど
今更行けないけど
気持ちだけは
行けるから
行けるから
想像だけを旅させるよ
悲しい奴だと噂されても
僕は僕で僕らしく何よりも自分自身に忠実になって
今をうたい未来を描く
うたいながらアイデア爆発させて
素敵な色で塗る
僕の頭の中で描いてく未来図に誤算など無い
あるのは輝ける栄光
見えるはずだ 見えるはずさ
船を漕ぐうちに つぎの目的地が見えるはずさ 見えるはずだ
船が沈没しなけりゃ このまま漕ぎ続けりゃ
その先に光を見出すよ 辿り着く前に。