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詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日まで生きてきた僕を
そして
これから生きていく僕を
遠くで応援してくれるのはやさしい君の声
確かにきこえてる
確かなものほど見失いやすいこの世界で
入り組んだ駅に待つ電車を乗り継いだ先に
僕の生まれ育った町がある
かならずそのうち寝ているまにつくだろう
つながって行くよ
つくられた道をただたどるように電車は行き先を僕みたいに見失ったりはしないんだ
僕も電車の線路みたいに最初からご用意された道を歩けたら
どんなに楽でいられるだろう
あのころの僕の頭の中はそんな事ばかりだった
楽をすることばかりに目がいって
生きているのは幻だとも思うほどでした
現実にいながらも夢をみているような
そんな気分
そんな気分
広い海底を泳ぎたい
豆粒より小さなプランクトンになって
つぎ生まれてくるときはもっと自由が許される本当の幸せのなかへと僕は行きたい
だれがなんと言おうとそれが僕にとっての幸せだ
あんまり好きじゃない
いまさら世辞をいっても仕方ない
ぜんぜん好きじゃない
それこそがいわゆる所の本音さ
素直になるって そんな感じ
難しいんだね 結構
素直になるのって
わからない わからないんだ とっても
空をまたがるように雲が浮かんで
僕をその裏側まで透かして見せるように
憧れだけ抱かせたままむごく生かす
あんまり好きじゃないのに…
ぜんぜん好きじゃないのに…
僕を生かす
苦しめるため生かす 生かすんだ
結構楽しんではいるけれど
結構その反面涙も抱えてる
人にはとても言えないような悩みだってさ
世界は回る それでも回るんだね
どんな事が起きても回るんだね
それでも回るんだね
明日が曇っても ねぇ
回るめぐる回る…くり返す季節が一つ変われば気持ちもまた変わり心に青空がのぞく。