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詩人:旅人モドキ(左利き)
予定よりも前倒しで酔いながら
好きこのんで伸ばしてない 髭など剃って骨を休めよう
立ち読みと試聴で梯子すりゃ
昼めしをぺろしと平らげ 港へと足なんか向けてみる
浮上する遊び心までも乗っけて
道草とか食ったら引き返す 公園に通り掛かれば
台形のカンザシフウチョウが放つ声も受け取ってくれそう
聞き耳を立てながら祝杯は 桃色な紅茶で割って飲め
開場までは店内にて閑つぶし
意を決して列に並ぶと 誰かさんがスヌーピーもしょってる
入口で順番など待ったら見失う
同じ空間にて競わずに済む 観客という位置もありがたい
凄すぎちゃって悔しいとすら思えない気持ち
共鳴してほしいと望むきみから 贈り届けられるその演出が絶妙だ
海の彼方ではアオハライソヒヨドリも飛躍っぽい
伝説やらお伽噺だとかおれは夢想しがち 鬼の大王も加えるかどうしよっか