詩人:どるとる
嗚呼浮き足立って前に進めない事ばかりだ
大人たちは口をそろえて「常識こそがこの世界の全て」だと言うけれど
僕はそうは思わないよ
それっていけないことかな?
周りの空気に流されて長い物に巻かれちゃって 社会に従ってばかりじゃ自分の立場が無いじゃないか
荒れ狂う世の中の強引な風に吹かれて 何度も痛い目をみても 僕は諦めるわけにはいかないんだ
向かい風の中を突き進むように
世の中に逆らうのです
頭のいい連中は秩序だけを守れと首を縦には振らないけど
がんばれ!がんばれ!世の中に眼つけてやろうぜ
生きることは明日の自分を生かすことだと知るんだよ
逆らうことで得られる何かがもしもあるならばそれは
トロフィーみたいにみんなにほめられるような代物じゃないけど
自由という名前のがんじがらめのこの社会から解放される喜びとでもいうのかな
がんばれ!がんばれ!サラリーマンよ
ネクタイを風になびかせながら いろんな苦難に背広はボロボロになって
それでも走りつづけるおまえの瞳に映る未来が明るいものであるように願うよ
僕もがんばろう
大事なのはきっと何かに従うことじゃない
自分というひとりの人間を軸として 誰かの言葉をなめらかに受け入れることだよ
無理に従わせようとするこの世の中のやり方はまだ若い少年の心に闇を抱かせる
がんばれ!がんばれ!言いたいこと やりたいこと 捨てたら悲しいから いつか公にその夢をぶちまけられるときまで ずっと誇りのように抱きしめているんだよ
ほら 合図のように
スタートの銃声が聴こえたら 今日のあなたを始めなさい
先ずは「生きること」
それが最初の一歩だ
その一歩が明日の一歩
明後日の一歩 何十年先の一歩へとつながってゆくんだ
さあ 踏み出せ
夜明けは近いぞ。