詩人:どるとる
幼い時のおぼろげな記憶を なんとなく抱きしめて 流れゆくように今を生きてるけれど
正直 物心ついたときから 僕は自分の足で大地に立っていた気がするよ
間違えだらけの世界で間違い探すのは実に容易い
テレビのニュースや
ラジオ速報で
事実を広めなくても
人間は情報より素早く罪は犯すんだ
嘆き悲しむ人が今日もたくさんいるんだね
理不尽に殺されていちゃいつ自分も殺されるかわからない時代に生まれて
何が僕を守ってくれる?誰のすねをかじって生きる?
ハロー ハロー
聞こえてますか?
あなたの重さを一心に背負ってる人の声が
それも時代だと 簡単に割り切るような時代じゃ 誰が今日殺されてもその人は浮かばれやしないさ
どんな時代だって どんな事件が起きたって それを時代のせいにしたらきりがないんだよ
どんな時代にも 馬鹿な奴らはいるもんだ
それをまるで今に始まったことのようにテレビで取り上げる番組などはまるで意味のない嘘も甚だしい張りぼての正義
空回りもいいところだ
僕らは一分一秒さえ無駄にはできない限りある命という名前の爆弾を誰もが抱えているんだよ
だからだからできる限りの力で お互いがお互いに大切なこと今スベキコトを考えてゆくしかないんだ
時代なんて関係ない
戦争していた頃
戦争を味わった人たちも 苦労したろうけどあとの時代の人たちをうらんだりなんかしない
時代のせいにする奴らは 本当の苦労を知らない 奴らばかりだ
僕は思うんだよ
まるで正反対の日々を送ってる僕だけど
この頃は 少しずつ
自分の頑張りのなさに気づいている
「見返りのない善行はやらない主義だ」
「努力はくだらない」
「頑張っても報われない」
この街から聞こえる声
僕もはいてしまうんだ 自分腐らせるそんな声を
全て時代のせいにしていた僕はおろかだったよ
時代が変わらないなら僕が変わればいいんだ。