詩人:甘味亭 真朱麻呂
君を忘れたらもう誰も愛せないんだ
なくした愛の存在を元からないような
気持ちになったら誰が君をおぼえてるかな
誰が君を思ってあげられるんだろう
さよならの言葉だけを胸の中に残したまま
今も心のどこかであのそっけない言葉が揺れている
身も心もあずけたはじめての人
身も心も溶けきってしまうまえに約束したけど
それは叶わぬまま終わってしまった
幻に変わった
どうして どうして
ふたりの未来はこんなに悲しい色に見えるのかな
真横を見ても 見上げてみても
君の姿の見えない未来は死ぬよりもずっと苦しくって
誰を憎めばいい?
憎しみの矛を向ける先もなく 振り下ろした刃をうけたのは気づいてみればあなたでしたね
そんなとき勇気づけてくれたのはひどい言葉をさんざん浴びせたあなたでしたね
忘れない代わりに誰かを愛すこと誓いゆるしてもらおう
彼女の代わりには絶対になれないけど
もう追いかけない
彼女もきっと願っているから
彼女と見れなかった未来を違うあなた以外の人と見れたら幸せ
あなた以上にその人を愛してみせるから
これはあなたへのけじめ
ほかの人を愛すなら
精いっぱい遊びじゃなく本気で愛することこそが答だと空のうえの君に問いかけてた
君を愛すこと
永遠の願いだった
失うことなんて
まるでシチュウになかった
その罰が今なのかな
幸せなようでなぜかものすごくもどかしいけど大丈夫 大丈夫
僕からあなたへのさいごのわがまま言わせて 彼女を愛したい
そしてあなたから僕への願い やっといえたよ
それは戒めでもありこの世でいちばん僕にとって重い条件かな
彼女を愛す条件として世界でいちばんの愛情を注ぐこと誓うよ
君を忘れるのはそれからでも遅くないさ 私を忘れる代わりに守って
空から見守る彼女が残したラストメッセージ。