詩人:甘味亭 真朱麻呂
今日もまた新たな一日が幕を開ける
太陽が昇り光を街に放って
眠気眼の僕と君
飛び跳ねるように起きた
朝はいつものパンと目玉焼き
食後のコーヒーは欠かさずにね
駅まで
二人で歩いていく
鞄を抱え
あくびをしながら
眩しそうに目を細めながら
見慣れた景色を抜けていく
嗚呼
今日もまた
頑張らなくちゃな
あの子のために
あの子の笑顔が見たいから
思わずにやけた顔を奥へ引っ込めて
今日もパソコンとにらめっこ
期日までにはまだまだ時間はあるけど
君のため
己のため
僕は急げや急げ
パソコンと日々格闘する
残業…
終点ぎりぎりの電車…
家までの家路…
小さく光る灯りの群を抜け
僕は帰る
今日もまた君の元へと。