詩人:雪 刀寿
夏のフォト
あれこれ 燃えてたね
けっきょくは、何も なさなかったけど
あかりをくれ ありがとう お日様
宵にしんみり
ひとすじ かぼそい、いのち
ひと息つく
闇にくっきり
浮かびあがる鬼火が
にらみきかせて、
めらり
炎立つ
輝いてた 昼間のひかりが、うとましい
照らしてくれる
火をもらえる
疲れてる
けど、
吐息のままに したためる日記
ダダこね 地団駄をふんだ
出てこない気持ち
フゥム・・
しぼり出しても無理
気力だけでは生きてゆけない
時間との闘い
すこし待ったら眠るだけ
なんだか
にがい、来賓向けの宇宙食チョコレートなぞ
なめてるようで
しぶあま(渋甘)〜