詩人:凜一
「一生」なんてありえないから
きっと少しずつ消えていき
いつか終わるんだから
口ではそう言うけれど
ときどき不安になるよ
ねえどうする?
本当に一生あなたを忘れられなくなったら
私はどうすればいい?
鳴らない電話
胸に置き
こみあげてくるもの
必死で抑えて
「掛かってこないよ」
「くるわけないさ」
そう呟きながら
それでも待ってる私がいて
悲しくなる
私はもうどうしようもないくらい
恋をしている
会いたい
声がききたい
さよならでもいいから
響かせて
でないと、私
十年後も二十年後もきっと
あなたに恋をしている
この命朽ち果てる時もきっと
あなたに恋をしている
ねえどうする?
本当に一生あなたを忘れられなくなったら
私はどうすればいい?