詩人:甘味亭 真朱麻呂
きみの身も心ももうぼくのものだから
誰にも渡さない
きみの心に悲しみが広がるときはそばにいてあげる
些細な事でいつも落ち込むのが人なんだと
教えるみたいに励ます僕の声は半ば頼りなさげにきみの耳に届いたかな
小さく やわらかいその肌を突き刺す雨
傘を突き抜けてきみの肌を濡らすsquall
愛の苦しみ 気づいて
I'NO 今 きみが横を向いてうなずき返してくれなくても
愛は不滅さ 心なしかサムい夜も僕の中で続いてゆく
すべてを伝えきれるかどうかわからないけど
できるだけはやるから 見ててほしい
ワイングラスに注いだ孤独を添えた指で隠すような仕草
僕はあの日確かに見たんだ
そこにきみの果てないさびしさを
だから僕は 僕は
そして僕は 僕は
きみだけの
愛の所有物になるよ
愛の捕虜になるよ
とりこになってるよ
もうぼくの心はきみだけのもの
さあ お好きなようにして下さい
この心はきみだけのものなんだから。