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詩人:甘味亭 真朱麻呂
君はこんな僕でも笑って許してくれたね
不器用ですぐあきらめてしまう様な僕でも皆と話すみたいに隔たりなく付き合ってくれました
いつだって僕の掲げてる理想論は定められたぎりぎりの白線を軽くはみ出した夢物語 認められるわけない
傷ついてしまい過ぎた僕にとっては些細なやさしささえほんとに貴重で重いのさ
君に今ありがとう そう素直になっていってしまいたいけど
僕がいうありがとうが君からもらったたくさんのやさしさや愛にかないっこないよね どれだけ思い込めても値すらしない安いありがとうさ
どれだけ君にありがとうっていってもこんな短い人生じゃ言いきれやしない
確かに君からもらった愛ややさしさは数えようとすれば数えられるけど
その中に込められた熱い気持ちは数を数える事にすらばかばかしさを感じさせるさ
だっていくら数えてみたってもらったもの以上にその気持ちは無限に日々増え膨らむから
心の中いっぱいに膨らんだ気持ちはまるで風船みたいに僕の柔い体内をやさしさで満たした
おなかはもうとっくにいっぱいなのに
新しいやさしさや違った愛をほしがることを悪く思うけど
君はただいつでもわかってるのかどうなのかそれこそわからないけど ただいつものように笑うだけ ただいつもどおりに笑うだけ
こんな僕をゆるしてしまわないで ほんとはそう言葉にしていってくれたほうがすっきりするのに
君はただ見るのも苦しいくらい変わらなさすぎる笑顔を見せるだけさ
ゆがんだ僕の心も今だけは最高なのに悲しい笑顔の前 ほんとの心とり戻す
表情からは読めない君の本心はまるで鏡に映した自分みたいに偏りなんかなく
ただまっすぐな目をした嘘をつくことも知らない白い天使
おかしいけど目覚めさせてくれた事に感謝しなきゃもう君を裏切りたくない
悪魔の僕は天使の君にふれる事すら罪なくらい遠い存在なのにね。