詩人:サエ
私が私を嫌うから私が私を信じないから誰のどんな囁きも枯れていく弱虫なのに意地っ張り多感故に身動きが取れなくて自分の痛みにばかり敏感で他人を無意識に傷つける暗闇のなか ビクビクしながら棒を振り回しては 一歩進んで二歩下がる自分を守ることに必死で周りが見えない子どものよう一番自分を認めてないのは 私だ一番感情を雑に扱ってるのは 私だ何より自分を守っているようで一番自分を傷つけてるのは 私なんだ