詩人:いもけんぴ佐藤ロビンソン
きみの涙と少しの砂糖を混ぜた甘いはずのココアの少し苦い後味飲み干したカップの底に映るはきみの面影恥ずかしがり屋のふたりが初めて手をつないでから甘酸っぱいきみの味を僕が知るまで雪が咲いて 桜は散ってこの星は何度目の経験をするんだろう赤くなった頬は僕だけのものだよ僕の唇はきみだけのために潤うよたとえばいつか終わりがくるならばそれでもきみの喜ぶココアの味は僕だけが知ってるキュッと色づくきみの性感帯僕だけが知ってる