詩人:箕喪 木陰
ルンルン気分で朝を迎えて
鏡の前で自分に「おはよう」
そんな幸せの前兆とか
前触れとか
あったらとっても素敵だね
現実は
突きつけるだけじゃ
終わらないから
だから辛いんだよね
そんな日をぶち壊すぐらいの
力と希望があればいいのに
間違いだって
次気をつければいいって
なんで優しく言えないんだろう
そんなマニュアル通りの毎日
面白可笑しく
演出してやろうよ
睡眠不足な瞳こじあけて
お空に真笑顔向けて
自分を見失なわずに
生きていけるかなんて
無理から始めても仕方ない
ならいっそ
スタート(ゼロ)地点から
スキップで駆け抜けて
愛しい貴方のところまで
ひとっ跳びして
貴方の胸に飛び込んで
ギュッと抱きしめてもらおうよ
きっと
独りじゃないって気付けるから
甘える君も可愛いよ――なんて
ジャレあって今日を閉めて
また明日晴れますようにって
祈って星は流れて
また朝が来て
貴方にあって
幸せが何度も来ればいいのに
気付けないのか
欲張りなのか
今日も夢みる近世界