詩人:おるふぇ
大切な人に歌いたい
あなたの胸に歌いたい
夜の鳥のわたしは歌う
見えない光の果てで歌う
寂しい時は隣にいるよ
どうか泣かないで
虚しい時間に
取り残されても
その胸のざわめき
溶かして消してしまうから
厳しい時に手を取って
笑えない時に微笑んで
見えないでしょう?
わたしの存在は
それでも翔んでいるよ
ずっとずっと奥深く
眠れる森の夢の中
わたしは夜の鳥
迷える時も
悩める時も
ずっと見守っている
澄んだ優しい瞳の鳥
逢いたくなったら
いつでもいるよ
わたしの名前を呼びなさい
嫌いな人や物事の前
うずくまるようなら
飛んでも飛べない壁の前
たたずむようなら
わたしの愛を
分けるから
大切な人に歌いたい
あなたの胸に歌いたい
溢れる希望を歌いたい
地獄を見て
どん底を知る
わたしの声で歌いたい
いつでもいるよ
(忘れないで)
ここにはいるよ
(すぐそばに)
大丈夫なんだよ
(愛されている)