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詩人:チューリップの花束
花は散った
何も始まることもないままに
覚悟を決めたのだろう
だからこその言動なのだ
これでいい
最初から期待などしていなかった
後悔も何もない
ただあの時の気持ちだけが忘れられない
あの時のことだけは
花が咲いた日
絶対に手を離さない、この約束は揺るがないと信じた
そしてそれはまぼろしだったと気がつく
当たり前のことを当たり前に理解する
どうしてあんなことを?
嘘を愛したのは何故
永遠の道の衝撃を思い出す
もう会うこともないから好き勝手を?
もし私がこんな人じゃなかったらどうするの、あなたは