詩人:日月子
ざああ と外が鳴っている雨の音か 風の音或は風で木の葉がこすれる音心が静かでやさしい時音はくっきりとそこに泌むもういいんだよとゆわれた気がした許された気がした後悔の涙を飽くまで流して心をクレンズしなさい涙は悪いことではない泣くのは間違っていない背中にその支えがあるかぎり心にその血が流れるかぎりあなたは温かくいられるのだからまた燃やせるのだからとざああ と外が鳴っている風の音か 水の音