詩人:虹色
小さい時に見つけた秘密の場所
そこから見る眺めが一番大好きで
大人に憧れた あの頃
何もかもが 自由に見えて
大人の世界を 美化してく
小さい時に見つけた秘密の場所
そこから見る眺めが一番大好きで
遠くに見える 高台の
ミドリ色の屋根の建物
空へと伸びる
高い高い 煙突に
私はいつも 目を奪われてた
煙を出す姿に
子供心をくすぐられ
毎日毎日 飽きもせずに
眺めてた あの頃
何の建物かも知らずに
調べることはしなかった
知らない事に意味があるように
分からない事に夢を抱いて
今も変わらず そこにあって
大人になった 何もない 私が
今も変わらず そこへ行く
そこは 昔から変わらず
唯一時間が止まってる 場所
私だけの 秘密の場所
大人に憧れた あの頃
何もかもが 自由に見えて
大人の世界を 美化してく