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詩人:himari
私達が知り合ったのは
暑い夏
4年前
沢山笑い
沢山愛し合い
沢山泣いて
沢山抱きしめあって
でも私達には「形」が無かった
暑い夏
向日葵畑に行った
沢山の向日葵にかこまれて
二人で笑った
花火大会
始めて手を握った
でも私には帰る場所があった
帰り際、悲しそうな顔をして
握りしめてくれた手
後ろ髪ひかれながら
帰る
そんな日々も
暑い夏が終わるのと同時に無くなった
貴方に
深い傷を刻み込んで
私は去った
あれから4年
私達は再会した
17歳だった私は
もうすぐ22歳になる
笑って再会出来るなんて
思わなかった
お互いだいぶ変わったね
でも笑った顔は変わらない
貴方の書く詩が好きだった
貴方の笑った顔が好きだった
昔貴方がくれた優しさを
いつか返せたらいいな
お互い
環境や周りも変わり
私達は
友達 と呼べるようになった
年月かかったね
貴方はもうこの街には居ないんだろう
でも またきっと会えるはず
お互い
良い男
良い女になって
成長した姿を
見せ合おう
いつか
また会える日まで