詩人:beet
少し寒くなった 秋の夕暮れ
雲を見上げて タバコを吹かす
ふところがすっかり 寂しくなった
私は なけなしの金で コーヒーを飲んでる
君が好きだ なんて言ってみて
心の中でそっと 嘘だとつぶやく
溜息交じりの空しさが漂い
私は なけなしの金で コーヒーを飲んでる
もう 何も言わないで
もう 黙っていて欲しい
君の笑顔も 見てるのが辛いから
幸せなんぞは なかったのです
憂鬱を浮かべた コーヒーカップに
残された時間が 過ぎようとしている
私は なけなしの金で コーヒーを飲んでる
もう 何も言わないで
もう 黙っていて欲しい
君の笑顔も 見てるのが辛いから