詩人:夢野咲道
出来る事と出来ない事は判っている
やりたいのにやれないジレンマも
制限と制約の中に有る己の存在意義も
考えても仕方の無い事のひとつとひとつ
そこを求められていないのも判っている
矛盾も受け止めなければならない事のひとつ
甘んじていれば
こんなに楽な事は無い
しかし
居心地は良いが座り心地は悪い
座り心地は悪いのは座り方が悪いからなのか?
座り方を知らないだけなのか?
慣れてしまえば
いつか諦めた事も忘れてしまうのか?
割り切ってしまえば
何も考えなくて済むようになれるのか?
生き甲斐と張り合いを秤にかけて
正義感ぶる事も単なる独りよがりに過ぎないのか?
ただ
安定だけを望むなら
穏やかな水面に石を投げてはいけないと言う事も判ってはいるつもり
それで良いのか?
それで良いんだ
本当に?
多分・・・
本心?