詩人:あいる
空を飛ぶ夢
そんな夢もいいけど早く
君のいる現実に戻してよ
ずっと探してる
目の前にいるのに探してる
どの口が言った?
ノドから手が出るほど欲しかった
想いを声に変換すれば
こんなにもちっぽけだ
詩が浮かんだとき
誰に話せばいい
焦がれる気持ちに反比例
本音が隠れていく
ノドにつっかえていた
音が眼から零れるよ
やっと見つけた
つい、いま見つけちゃった
ちっぽけだから
聞き逃さないでね
もう少しそばにおいで
ノドからじゃなくて
口からでもないよ
千差万別
十人十色
そんなん承知の助
こんな詩があるって
君に話したい
読みおわらない本を
エンドロールのない映画を
鳴り止まない音楽を
終わらないジャンケンを
この音が君だけの
君にだけの音になれたらな
君に送るよ
いま送るよ
グーチョキパー
勝ち負けなんか必要ないの
君が好きだよ
あいこでしょ