詩人:soul
また私はとりとめもないものを描いていました
なくしたものだけ綺麗に見えることは始めからわかっていました
また私は意味もなく理由を探していました
後付けの理由で納得すれば
笑えるのだとわかっていました
例えば
私の墓を立てて
目にした全ては
手にした全ては夢のようなものだと言えば
誰かが笑ってくれるのでしょうか
あてどない悲しみは
目を覚ます頃に
土に還ると思っていました
また私は意味もなく言葉を書いていました
いつか私の言葉が死んだ時
そこには新たな命が宿るのでしょうか
2008/04/09 (Wed)