詩人:甘味亭 真朱麻呂
僕らは命の水滴を日々こぼしながら生きてる 誰もが同じでみんなそうなんだ
悲しい気持ちがこみ上げてきたら もう誰も傷つけたくはないよ
役立たずのでくの坊といわれても
僕は力強く踏み出してくよ
たとえいつか同じ終わりに落ちても
その痛みや悲しみは誰にとっても変わらず同じはずだから
時の水滴よ
出来るのならば
ゆっくり もっと
出来るだけゆっくり
落ちてほしい
そう願う夜
切なさを願う勇気に変えて
なにもせずに見送る日々も
立ち向かえる強さに変えて
歩いてゆこう
今 歩いてゆこう
君とふたりで
もう なににもおそれない
僕は君を守る
時の水滴がはじけて消えた数だけ
僕は切なさ背負うけど
きっと素晴らしい明日が待ってる
そう信じながらまた前へと進む
僕はまだ若い
そして
僕にはまだ
時間があるから
たくさんの事
これから噛みしめてゆけるから
大丈夫だ
僕は弱くて強い
君だけのヒーロー
ヒーローの中でも一番頼りないヒーロー。