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詩人:ジャガー
逆上る程溜め息
詮索など必要無いと
どれだけ
抱き締めても
笑い飛ばしても
考え尽くしても
愛しくても
やっぱり
あの日々
僕は会いに行くべきだった
君が誰かを愛してる事を
許せないと言えば良かった
何も成し得なかった僕
ひとりで死ぬのだと決め付けた
あの窓の中で
あの檻の中で
狂った街の中で
およそ完璧な愛のままで
笑いながら
死ねれば良かったのかな
僕は君が言うような爽やかな人間じゃない
欲求に素直で
強制に反抗的なだけ
もし誰かを殺しても
懲罰を受けなくていいなら
僕が殺したいやつなんて
山程いるんだ
そう
後悔はいつも君から始まる
そして
後悔などしたくないくせに
僕は君といる
否
後悔などしたくないから
僕は君といる
一途なんて
もう懲り懲りのつもりでも
もう引き返せないんだよ
君は本当に本当に
僕の事を本当に
愛してますか?