詩人:どるとる
結局僕はなんのために生まれたんだろう
結局僕はなんのために生きていくのかな
結局僕は誰のために生きていくのかな
結局僕はなにをするため生まれたのかな
死ぬまでの長い時間を与えられたけど
死ぬまで独りきりさびしさに震えて生きるために生まれたのかな
神様の気まぐれとか
だったら嫌だね
結局僕は何をしたいのだろう
結局僕は何が欲しいんだろう
結局僕はどこにいたいんだろう
結局僕は誰といたいんだろう
結局僕はどこに行きたいのだろう
結局僕はどこに向かってるんだろう
雲の流れも青空の濃淡も変わらない日々
生まれてからアドバイスも攻略法もなくただ与えられた家族と住居の中でゆるされた自由の中で僕らは生きるのみだ
結局僕は今日も昨日と何も変わらない1日を過ごし明日も今日と同じような1日を過ごしたい
そして繰り返す日々
そして後悔する日々
名残惜しい遠い昔の波音が今も聞こえるようで なんだか時々涙があふれるんです
結局なにをしようが何を果たそうが僕は僕には変わりなく
僕から何も変われることもなく どんなにたいそうに自分を呼ぼうが僕は結局僕でしかなくこの世界もこの世界でしかない
だから結局僕は今日も僕のままいつものように笑いいつものように泣いていつものように生きていました
結局何も変わったことはありませんでした
結局べつに何も変わる気などないんです
ただいつものようになんとなく生きれたならそれでいいんです
多分結局は当の僕も何ひとつわからない
放り出されたとある時間の中いつか訪れる終わりを待つだけ
いつものようにただ
そこにいるようないないような そんな曖昧な存在で構わない
いつものように朝が来たら目覚めいつものように夜になったら眠る そんな繰り返しをなるべく長く続けられたなら
結局はいい人生なんだろうね
嗚呼結局は見境もなく
ただいつものように
ただいつものように。