詩人:甘味亭 真朱麻呂
春に夏を想い
夏に秋を想う
そして僕はきっと
すぎた季節をしのびながら次の季節を待つ
冬がきたなら僕は飛び立つだろう
翼なんかないけど見えない翼 背中に生えた想像を浮かばせ想像の中で飛び立つ
巣立ちみたいなせつなさに胸揺らぐはじまりとさよならが同時に突きつけられた気分さ
いくつもの旅をした
いくつもの夢をみた
その中で その中で
ひとつでも死ぬ気で
挑んだものはないよ
思い返してみりゃすべてが思いつきで終わってたね
今さらなぜだか心がきゅんと痛むんです
今 見えない翼であるはずもない想像の空へと飛んで探しにゆくんだ 生きる意味
憂うつな日々をぬぐい去り残り少ない時間を輝くすべを求める旅につかおう
闇がひらけたなら
霧が晴れたなら
僕は旅に出よう
本当の空を探しに
僕は踏み出してく
未知なる 路へと
静かなる メロディにつつまれて
奇なる運命を握る
宿命が僕をただ呼んでる
いつでもその先に導くように
ゴールはまだ見えないんだ
声がやまないから。