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[130232] よい子になるための平和論

詩人:甘味亭 真朱麻呂

平凡な人で良かった
そんな些細な事でも僕ならうれしく思える
ただ今日をあたりまえに生きられるだけ
それだけでなんかどこか得してる気分だよ
だって誰かには今日が人生の終わりかもしれないから
だから小さな事で悩んでる自分の迷いなんて
それに比べたらとても幸せなことだね
それに苦しんだり笑ったりしている時間でも
満足に感じられない人がいる
そう思えば失敗ばかりしてしかられてる今でも幸せだと思えてくる

あたりまえ過ぎて
忘れていたり見失ってる何か大切な事にもし気づけたら
きっとこの世界ももう少し争いのない平和な明るい未来になるのにな
ただ平和を願うそんな人が世界にたくさんあふれたら
もう平和を願うなんて事もしなくていい
平和な事があたりまえな世界がおとずれる
僕は小さく祈るんだ
超えられぬ大きな高い壁を見上げるように小難しい顔をしてる政治家たちに僕らの未来を照らしてくださいと望むたび少しずつ世界は何かが動いているんだけどほかの何かがなんかそのままな気がする
古いままがいいのか新しくしたいのか
不明確な世界の中
決められたルールという囲いの中
信じるものはなんだ
正しさのあり方さえなんだか頼りになれなくて

いつもテレビをつけるたび 悲しくなる
誰でも良かったなんてそんなわがまま通じるわけないのに
尊い命がまた奪われていく 誰かの愚かな考えひとつで

もっとあたりまえな事が大切にされる世界ならば良かった

どうか刃はしまって自分を見つめて
獣のような考えはやめて人としての自分を取り戻すんだ

何度テレビに向かって思ったか
こうしてるあいだにもそれに気づけない人たちが過ちをおかそうとしてる
その隠れた事実に本人が気づけない限り血は流れ悲しい報道はつきない
悪いのは誰でもなく実行する本人の気持ち如何
自分との戦いに人を巻き込むなかれ。

2008/08/07 (Thu)
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