詩人:どるとる
無い物ねだりの延長戦今も続いている
僕の夢は大金に埋もれて 高いビルの一番上で天下とった気になる事
僕はもう 何が幸せなのか わからなくなってしまって
誰のことも愛せない
馬鹿みたいに人で溢れかえったこの街で
誰を愛し 僕は誰に愛されているの?
孤独という言葉では
悲しみという言葉ではくくれない涙があるから
時代は移り変わる
人の気持ちも変わる
無駄に歳をとる僕がいる こんな思いをするくらいなら生まれなきゃ良かったよ
そんな事をいつもこぼしてはいつまでも子供みたいにだだをこねているだけなんだ
風が少し吹いただけで 恐れおののいて
風向きが変わるように気分が変わったりするから僕はわがままだ
死んだって変わらないだろう ばかはなおらない
認めてやるぜ
僕はいい人じゃない
すぐにあきらめて
すぐに弱音吐いて
逃げ腰になる
だめなやつだ
嫌われてもいいんだ
自分の非を認めるよ
だけど僕だって
だけど僕だって
生きていたって
いいだろう?
笑っていたって
いいだろう?
泣いたって
いいだろう?
ここにいても
いいだろう?
居場所があっても
いいだろう?
歯を食いしばって何かにたえるのはもうたくさんだ
人なんて所詮 ひとりじゃ何もできやしない。わかってる
だけれど大丈夫ですなんて強がってしまうんだよ
今日も僕は何かが悲しくてさ 何かがうれしくてさ 根拠はなんにもないけど
ここにいたい
そして笑っていたい
時には泣いていたい
いろんな出来事にぶつかって ばかみたいに誰かに慰められて 人のあたたかさを知って そんなふうにみんなの中でアホみたいに本音ぶちまけて
生きていたいのさ
ばかなくらい笑って
ばかなくらい泣いて
ばかなくらい歌って
ばかなくらい生きて
生きて 生きて
死ぬまで生きて 生きて
バカヤロウはバカヤロウなりに生きてるよ
きっとおまえも。