詩人:どるとる
僕は単純な人間だ
簡単にしか考えられない
優しさとか愛しさとか誰かを心から思える気持ちとか 見失ってる世界の空の下
繰り返す毎日を本気で楽しんでいるのかと聞かれたら完全には「うん」と頷けないよ
あなたを今必要としている人は案外傍にいて
あなたが今必要としている誰かが案外あなたをそれほど悪くは思ってない
そんなことだってあるさ
人間誰も心を持っているんだから
話し合えば
きっと分かり合える
いつかは分かり合える
目と目で見つめ合いお話できない今の人たちの寂しさっていったら
荒野に吹く空っ風そのものさ
目と目でお話しようよ
古いなんて言わないでさ
心から心から 優しくなろうよ
心から心から 人間ってものを見つめ直そうよ
大事な何か見失ってる 今の人たちの心の闇を照らすまばゆい光を一緒に探してゆこうよ
その光はあなたのすぐ傍にある厳しくもあたたかい笑顔だったり
誰かのぬくもりだったりするんだよ
あなたの目を見て
あなたの声を聞いて
携帯越しじゃなく
面と向かって話をしたい
便利なものに頼って活字離れしたこの世界に愚痴をいうようにSOS信号を送るよ
今に誰も優しさや愛ってものを忘れてしまう気がしてこわいよ
僕はこの街を 素直に信じられず 疑ってしまう時がある
大切なことは多分 計算とかでは割り出せないけど すごく単純な答えです
計算するまでもない
愛、優しさ、当たり前なこと
一番大事なものが
消えかけてる
この世界には 人を思いやったりする心がなんだか最近 希薄になった気がしてる
携帯越しじゃ 人の表情はわからないよ
ネットパソコン画面越しじゃ 本当の気持ちはわからないよ
声と声だけじゃ互いの本当の悲しみや本当の喜びには気づけないよ
やっぱり手に手を取り合って昔みたいに
なんにもなかったあの頃のように 便利なものが当たり前じゃなかった世界で生きてみたい。