詩人:どるとる
限りがないものはきりがないもので
無限などはいうまでもなく必要はない
永遠などは必要はない
人を狂わせる
人を狂わせる
永遠の苦しみと永遠の悲しみを抱いて生きることは人間にはただ苦しいだけにしかならない
愛にたとえ永遠を望んでも永遠じゃないからそういえるのかもしれない
終わりある人生だからこそ限りある毎日をそれなりに大事に生きれるんだ
この命も粗末にしないで大事にできるんだ
それだけ無限は人を狂わせる
だから僕らは無限などゆるされない限りあるこの命を限りある時間の中で生き死にを繰り返す
誰もが等しく与えられた命の時間をはれ物にさわるようにいたわりつくすのさ
無限を知らぬ僕たちは
無限を存じぬ僕たちは
無限を掴めぬ僕たちは
咲いては散る花のごとくはじけ散る
無限なんてありえない限りある世界に
なんの意味もない恨み辛みを残しても
ありがとうと感謝してもやがては誰もが死にゆく運命
それが掟なのさ
逃げられません
避けられません
だからいつも命がけで命の限り燃えている。