詩人:甘味亭 真朱麻呂
心につけた飾りを外して生まれたままの心にしてありのままの僕になるから
君も無理してないで素っ裸になってごらんよ
こんなばかでなんの魅力もない僕に愛をくれてどうもありがとう 僕は情けなく笑いながら髪を掻いた
君はいつも僕が僕を悪くいうと悲しい目でそんな事はないと救うようにフォローしてくれる
せつない誰かの口笛がきこえる夜にはたったひとりで部屋にいるのはあまりにさみしすぎるから
寒々とした冬だからってのもあるけど
この手をぎゅっと握っててほしい
昨日のぬくもりがなんだかすごい恋しいよ
君の香りが嫌みなほどに残るから
胸の中で会いたい気持ちがはじけた
やっぱり ちゃっかり電話をする僕はとうに許してくれてた君はなんのことだか知らないふりしてもくれた
その時 僕は気づいたんだ
素直な気持ちが一番だって
一番大事で忘れちゃいけない事
忘れてた僕に落ちた落雷は
脳天を直撃する間際で地面にそれたよ
それは君の優しさ
そして振り返れば笑う君 感極まって抱き合う夜
魔法みたいに一瞬のうちに消えていく暗雲
もうしないと誓う
僕の目には涙
人の心にはかならず優しさがありそれは同じ終わりある命を持つゆえに人は誰も優しくいられるんだけど
せっかくの優しさをわざわざ汚すなんてだめだったよな
落ちぶれた僕でも
まだ見捨てずに
愛をまたくれた君
もうこの手ははなさない
もう君は僕からはなれられない
僕は君に誓ったんだ
僕の持つ権限は君以上僕未満 互いに半分ずつ
決して地位を厭わないどちらがどう偉いとかない
それが僕らのやさしいルール
それはいつか決めた僕らだけの法律さ
それが僕らの繋がりを保証してくれる
明日の僕らを守ってくれている
やさしいルールが笑顔と笑顔をつなぎさらに大きな喜びをつくる 愛の循環で。