詩人:樂水楼
但、その心に僅かな
光を携え
その御手には、
温もりを・・・
心奏でる
音色を辿り
求める響きに輝きを・・・
幾重にぞ重なる
刻の流れに
身を委ね
幾つかの
哀しみの中にぞ
心を浸し慈愛の雫は、
大河へと流れ往く・・・
幾つかの
苦しみと寂寥の
心奏でる旋律の中で
募る想いに身を焦がし
何時の日か
そして気付く
本当の笑顔と
温もりに抱かれて
微かに微笑む安息を
心待ちにしながら
宛ての無い
長い旅路を彷徨い続け
何れの日にか小さな
路標を眸に宿す
総ての痛み、苦しみ
哀しみ、喜びを
その身の糧に変えつつ
その御魂が
火と水に還り往く
その日迄・・・
羽ばたく生命の
白き羽を眺めつつ
感謝の気持ちと
僅かな願いを祈りに変えて